レシプロシティ

レシプロシティとは交換再保険ともいいます。

複数の保険者間で相互に交換する特約再保険のことです。

その一番の大きな目的は、お互いに自社が引受けた保険契約について、出再（他の保険者に再保険する行為）によって危険の分散を図るとともに、出再による保険料の減少を相手方からの受再（他の保険者から再保険を引受ける行為）によって補うことです。

具体的には自社から出再しうる保険料の目安をお互いに話し合い、双方合意の上で取引が開始されるのが一般的です。

臨時費用保険金

費用保険金の一部で、例えば火災保険などでは火災や風水害などにより生じた損害の実損額が、損害保険金として支払われます。

この場合、保険金の支払対象は建物です。

しかし、火災などで住居を失った場合、建物に対して保険金が支払われることになっても、支払われるまでの借り住まいの費用も実際には必要です。

こうした場合に火災保険の臨時費用保険金が支払われます。

一般的に保険金の限度額は損害保険金の30％、1事故1構内100万円となっています。

臨時費用保険金は火災保険だけでなく、自動車保険にも付加されています。

履行保証保険

履行保証保険とは、工事請負者の債務不履行に伴う損害の回避のため、一定の範囲内で契約上の債務の履行（工事の完成）を保険会社や銀行等の金融機関の保証等により請負契約の確実な履行を担保する制度です。

なお、国や地方公共団体等が発注する公共工事等において、請負契約等を締結する場合、法令上契約保証金を納付する必要があるが、国等の債権者を被保険者とする履行保証保険または公共工事履行保証証券を契約すれば、保証金の納付が免除されます。

また、履行保証保険には次の二種類があります。

請負者の責めに帰すべき事由により、工事を完成させることができなくなった場合に、発注者に保証金（違約金）を支払う措置（金銭的保証措置）や、履行保証制度には残工事を保証人が選定する代替業者に工事を完成させる措置（役務的保証措置）です。

しかし、直轄工事では採用していない。