積立型損害保険

損害保険は、通常、1年満期の掛け捨てタイプです。

しかし、医療保険やがん保険は例外であるほか、他の損保商品でも2年以上の契約ができるものもあります。

積立型損害保険とは、保険期間が長期（多くは3年以上）で，あらかじめ定められた火災・傷害等の損害に対し保険金を支払うほか、保険期間の満了時には満期返れい金が支払われる損害保険の総称のことをいいます。

また、「積立（型）保険」、「貯蓄型保険」とも呼称されます。

保険本来の補償機能に加え、貯蓄機能を有するのが特徴であります。

実際には、火災保険や傷害保険などに、満期返戻金、保険料の振替貸付け、契約者貸付けなどに積み立てにかかわる機能を持たせる「積み立て基本特約」をセットした商品で、どうしてもお金が必要になったときは、振替貸付けや契約者貸付けを受けることもできます。

通知義務

通知義務とは、保険を契約した後、保険内容に変更が生じた場合に契約者が保険会社に連絡する義務のことをいいます。

これを怠ると保険金を受け取れないことがあるので注意する必要があります。

たとえば、クルマを買い換えたときには異動の手続きが必要になります。

このほか、住所変更や車両の譲渡などにも通知が必要になります。

積立型基本特約

積立型基本特約とは、既存の損害保険を積立型にするための特約です。

満期返れい金、契約者配当金、保険料の振替貸付、及び契約者貸付等の積立型保険に特有の機能のみをまとめて一つの特約としています。

＜損害保険とは＞

ある調査によると日本国内において火災は約８分に１件の割合で発生し、交通事故（人身事故）は１日平均２０００件以上発生しています。

他にも台風や地震といった自然災害など、私たちの生活の中には様々なリスク（危険）があります。そして、このリスク（危険）に対応する有効な手段が損害保険です。