実損てん補

保険契約時にあらかじめ定めた保険金額（契約金額）を上限として、実際の損害額を保険金として支払うことをいい、損害保険の支払保険金は、通常この実損てん補が基本となります。

（ただし、傷害保険等については生命保険同様、あらかじめ定めた保険金額が支払われます）比例てん補の逆なことです。

疾病保険

疾病保険とは、保険者が疾病により医師の治療を受けた場合に所定の保険金を支払う保険の総称のこと。

3大疾病保険、特定疾病保険などの保険もある。

特定疾病保障保険は、がん・急性心筋こうそく・脳卒中の3大成人病にかかった場合に、死亡保険金と同額の特定疾病保険金が支払われる保険です。

3大疾病は、死亡原因としても代表的な病気ですが、近年の医療技術の発達により治療回復する事例も数多くなっています。

しかしその治療費は高額ですので、特定疾病保障保険は、この治療費負担をカバーする保険といえます。

地震火災費用保険金

一般的な火災保険には地震火災費用保険金というのがある。

これは、地震保険とは全く違うものだ。

地震火災費用保険金とは、住宅物件・一般物件・工場物件などの火災保険の事であり、地震・噴火または津波を直接または間接の原因として建物が半焼以上または動産が全焼となった場合に一時的に生ずる費用に対して、保険金額に支払割合を乗じた額が一定の範囲内で支払われるものである。

これを地震火災費用保険金という。

建物に保険をかけている場合は地震・噴火・津波・が原因でおきた火災により建物が半焼以上の損害をおった場合に支払われる。

家財に保険をかけている場合は地震・噴火・津波が原因で家財が全焼した場合、またはその家財を収容している建物が半焼以上の損害をおった場合に支払われる。

支払われる保険金は、契約金額×５％で３００万円が限度となる。

＊契約金額は保険価格もしくは保険金額のいずれか低いほうとする。

このように地震火災費用保険金はあくまでも費用保険金となるため一時的な出費を補うためのものとなるため、地震による被害への補償はやはり地震保険を買っておいた方がいいといえる。