自賠責保険

自動車損害賠償責任保険（じどうしゃそんがいばいしょうせきにんほけん）、略称自賠責保険（じばいせきほけん）は自動車損害賠償保障法によって、自動車および原動機付自転車を使用する際に加入が義務づけられている損害保険。

強制的な加入が義務付けられていることから、俗に強制保険とも呼ばれる。

車の車検を受けるためには、その車検期間に有効な自賠責保険に加入していなければならない。

なお、自衛隊、国連軍、在日米軍、農耕作業の用に供することを目的として製作した小型特殊自動車（自走式耕運機）の車両は自賠責保険の付保は要しないとされている。

自賠責保険の主な補償範囲 自動車の運行によって人を傷つけたり死亡させたりした場合、自動車の保有者または運転者が損害賠償責任を負うことになりますが、自賠責保険はその場合の損害について保険金を支払う保険です。

これは対人間のみでの事故にしか適応されません。

傷害の場合は最高120万円。

死亡の場合は最高3000万円。

重度後遺障害の場合は最高4000万円が限度となります。

自動車損害賠償責任保険審議会

大蔵大臣の諮問に応じて、自賠責保険に関する重要事境を調査審議し、およびこれらに関し必要と認める事項を大蔵，運輸等の関係大臣に建議する機関（自賠法第32条）である。

この審議会は、関係行政機関の職員5名ならびに学識経験者4名、自動車運送関係者2名、保険事業関係者2名の計13名で組織される（自賠法第35条第1項，第2項）。

自動車損害賠償責任保険審議会（自賠責保険審議会）　基準料率の算出や改定等の重要事項については、「自動車損害賠償責任保険審議会」において審議されます。

この自賠責保険審議会は、金融庁に設置されています。

自動車損害賠償責任保険証明書

自動車損害賠償責任保険証明書は自賠責保険に加入すると発行される証明書です。

自動車損害賠償責任保険証明書は車検時に必要となる大切な書類です。

同時に発行される保険料領収書には証明書としは効力がありませんので自動車損害賠償責任保険証明書を必ずもらってください。

自動車損害賠償責任保険証明書には「自動車損害賠償保障法による自動車損害賠償責任保険契約が締結されていることを証明します」と書いてあります。

他には自賠責保険を契約している自動車登録番号、車両番号、保険期間、保険契約者の氏名・住所、自動車の種別（自家用・営業用、乗用・貨物・軽など）、使用の本拠の所在地、保険料などが記載されています。