保険料積立金

保険料積立金とは、毎回徴収した保険料のうちの将来の保険金支払に備えて積み立てておく積立金の部分のことをいいます。

保険料積立金は責任準備金の大部分を占めていますが、保険の主要業務である将来の危険負担を担保する役割を担っています。

また、保険料積立金は将来の保険支払の確率から算出されていますが、将来の支払が増大しそうな場合は当然、保険料積立金の額は大きくなります。

保険料分割払特約

保険料分割払特約とは決められた保険料を分割して支払うことである。

損害保険の保険料は契約締結時に一括して支払うことが原則ですが（保険料即収の原則）、保険料分割払特約とは保険料の払込みを容易にするためにこれを分割して支払う内容の特約です。

本特約により、1保険契約の保険料を所定の回数に分割して払込むことができますが、分割回数の取扱いは保険種目によって異なっていて、本特約の適用条件も種目により相違がみられます。

また、一括払の契約に適用される保険料に対し、所定の分割割増が付加されます。

保険料払込猶予期間

保険料払込猶予期間とは、保険料の支払が滞った場合、保険料支払がなされなくても保険の効力を一定期間失わせない期間です。

保険料は払込期日が決められていて、期日内に払い込まなければなりません。

しかし、払込が困難になって期日内に払い込めなかった場合でも、すぐに効力がなくなる事はありません。

特に口座振替で保険料を支払っている場合、このようなうっかりした未払が生じる可能性が高いです。

では、保険料払込猶予期間とは、どの程度の期間あるのでしょう？生命保険の例では、年払い/半年払いは、払込期月の翌月1日から翌々月の応当日まで。

月払いは、払込期月の翌月1日から末日までとなります。

この保険料払込猶予期間を過ぎても払込がなされない場合は、保障の積立部分がある場合は、その範囲内で一時的に立て替えることを行います。

そうすることで保険の失効を防いでいます。