過失相殺

過失相殺（かしつそうさい）とは、損害賠償額を算出する場合に、被害者にも過失があり、それが認められれば、その過失割合に応じて損害賠償額が減額されることです。

過失割合は過去の裁判の判例をもとにおおよその基本があり、損害保険会社が示談交渉をする場合も、判例をもとに当事者間における損害額の公平負担の見地から過失割合が決められます。

たとえば自動車事故の場合、 信号が青の交差点で直進車と右折車の事故だと、直進車の過失30、右折車の過失70、 道路を直進している車と、一時停止違反をした車の事故の場合、直進車の過失20　一時停止違反車の過失80といった判例があります。

学資保険

学資保険とは、親が子どもの教育費を計画的に貯めることを目的とした貯蓄性の保険ですが、親に万が一のことがあった場合のリスクも補償する保険です。

入園費・入学費・学費などのより多額の教育資金がかかる時期である15歳（高校進学時）や18歳（大学進学時）など一定の年齢に達する時期に満期保険金が受け取れます。

最近では、中学や高校の入学時にお祝い金がもらえるタイプもあります。

契約者である親が死亡した場合は、その後の保険料が免除され、同様の保障が受けられます。

商品によっては子どもの死亡時に保険金が受けられるタイプもあります。

解約返戻金

解約返戻金（かいやくへんれいきん）とは、保険期間途中で解約した場合に保険契約者に払い戻されるお金で、解約までに積み立てられた責任準備金や契約者配当金をベースにあらかじめ保険会社で決められた金額を払い戻しますが、通常その額は払い込んだ保険料の合計額より少ないため、短期間で解約した場合は、全くない場合やごくわずかな場合もよくあります。

そのため、解約返戻金（かいやくへんれいきん）を利用し、保険料金を支払わずに、しばらくの間、同じ保証を受ける延長保険を利用する場合、延長できる期間は想像以上に短くなります。