営業継続費用保険

営業継続費用保険とは、火災、落雷、台風、破裂・爆発、車の飛び込みなどの突然の事故に見舞われた場合、営業を続けるために必要となる余分な費用を保障する保険です。

突然の事故によって損害を受けたため、営業が休止、または阻害され営業収益の減少が予想される損害をカバーします。

休まず営業を続けるために必要な仮店舗・仮事務所の費用、緊急仕入れに伴う割高費用、緊急の割増人件費などは、火災保険では保障されないため、復旧期間内に生じる必要かつ有益な費用のうち、通常必要となる費用を超える（超過）部分を保障してくれます。

エクセスオブロスカバー

エクセスオブロスカバーとは、エクセス・ロス・カバーとも言われ、超過損害再保険のことです。

超過損害再保険とは、ひとつの災害による被害総額が一定の保有損害額を超えた場合、その越えた（超過）分だけを受保険者が負担するという再保険のことです。

再保険とは、危険（リスク）分散や利益確保のために、保険会社が引き受けた保険の保険責任を他の保険会社にある程度、引き受けてもらうこと。

いわゆる保険の保険。

大事故やテロ・自然災害などで巨額の保険金が発生する場合、保険会社１社だけではカバーできないため、国内外の保険会社でそのリスクを分散・均一化することができ、保険金の支払い義務が集中した保険会社の破綻を防ぐことができます。

再保険以外の通常の保険のことを元受保険（もとうけほけん）といい、保険会社が再保険をせず、自社のみで保険責任を負うことを保有（ほゆう）といいます。

LPガス業者賠償責任保険

LPガス業者賠償責任保険とは、ＬＰガス販売事業者が、業務上の偶然の不慮の事故により、消費者や他の第三者に損害を与えたことで、法律上の賠償責任を負って賠償金を支払う事になった場合、あらかじめ定められた填補（てんぽ）限度額まで保険会社がこれを保障する制度のことです。

加害者だけでなく、被害者を護する機能も兼ね備えており、経済社会の発展と市民の権利意識の高まりに支えられ、そのニーズは高くなっています。

損害責任保険の対象になるものは、様々なケースが想定されるため、事故発生の中心となる業者ごとに特別約款が用意されており、LPガス業者賠償責任保険は、LPガス業者に対する特別約款がついた損害賠償責任保険となっています。