延長定期保険

延長定期保険とは、定期保険を解約するが、それ以上の保険料を支払わずに一定期間、同じ保証を延長すること。

積立金（解約返戻金）を一時払い保険料に充てることで、その時点からの保険料金の支払いをせずに、当分は今までと同じ額で保障を延期することが可能です。

しかし、それまで積み立ててきた積立金（解約返戻金）で補える範囲までなので、もちろん、保険期間は短くなり、特約もなくなります。

延長保険をおこなう際、原契約の残余保険期間を超える場合、延長できるのは残余期間までとし、積立金（解約返戻金）の残額をもって生存保険を付加し、満期に生存保険金が受取れるようになります。

手続きには、複雑な部分が多いので、契約している保険会社の担当者とよく相談をして、保障内容などをよく吟味することが重要です。

延長保険とも呼ばれています。

英文賠償責任保険

英文賠償責任保険とは、主に海外での企業活動に伴う偶然な事故で相手に損害を与えてしまった場合に発生した法律上の損害賠償責任を負担する際の損害を担保する英文約款（えいぶんやっかん）の保険のことです。

法律上損害賠償責任が発生する場合には、他人に身体の障害または財物の損壊を与えてしまった場合が含まれます。

英文賠償責任保険の代表的なものでは、海外での企業活動を通じて負担する各種の損害賠償責任を包括的に担保する総合賠償責任保険（CGL）があります。

総合賠償責任保険（CGL）は、米国I.S.O（Insuranace Service Office）の標準約款をもとに日本に導入され、国際的にも広く通用している複合型賠償責任保険です。

その他にも、輸出製品に起属して輸出業者が負担する製造物責任を担保する生産物賠償責任保険もあります。

延長保証保険

延長保証保険とは、瑕疵保証責任保険（かしほしょうせきにんほけん）の一種で、製品の引渡し後、延長保証書（メーカーの保証期間の延長を目的とし、販売業者の発行する保証書）の保証期間内に故障や瑕疵（かし＝キズや欠陥）が見つかった場合に、販売業者や販売業者などが保証書に基づいて負担する修理などにかかる費用を担保する保険です。

製品の瑕疵（かし＝キズや欠陥）が原因で発生した法律上の損害賠償責任を負担することにより発生する損害については生産物賠償責任保険で、また瑕疵（かし＝キズや欠陥）のある製品の回収費用等については生産物回収費用保険で担保されます。