一般貸付

一般貸付とは、保険約款に基づき契約者に対して行う契約者貸付を除いた貸付のことで、主に企業が対象となりますが、住宅ローンなどを目的とした個人への貸付も対象になります。

保険会社の貸付の大部分を占めているのが、この一般貸付です。

一般貸付に対して、契約者貸付とは、保険契約の解約返戻金（かいやくへんれいきん）の一定範囲内で融資できる貸付のことなので、保険約款によっては、それ以上の融資を受けることができます。

最近では、投融資環境の変化や、規制緩和で保険会社が行なう一般貸付も多様化されています。

一時払養老保険

一時払養老保険とは、保険契約時に契約した保険期間分の保険料をまとめて一括で支払う養老保険のことです。

契約に関する維持費がほとんどかからないため、全期前納払いするより一時払いした方が保険料金は割安になります。

全期払いとは、毎月支払う一般的な保険のことです。

一時払養老保険で言う一時払いと勘違いされがちなのが、全期前納払いです。

被保険者は、どちらも一度に契約期間分の保険料を支払うため、間違われやすいですが、全期前納払いは、全期間分の保険料を保険会社に預けていると見なされるため、被保険者が保険期間終了前に死亡したり、解約する場合、全期前納払いの場合は、残りの期間分の保険料は払い戻されますが、一時払いで保険料を支払った場合は、払い戻しされません。

維持費

維持費とは、保険商品であるがゆえに生命保険に関する契約維持費のことです。

広い意味では本社および支社における新契約事務経常以外の一切の経費をいい、細かく言うと、その費用からさらに集金費を分離して定義されます。

大きく分けると人件費と物件費の2つに分けられ、人件費としては、職員給与・賞与、役員事酬、旅費、福利厚生費等があり、物件費としては、事務所費、光熱水道費、通信費、印刷費、備品費、消耗品費などが主な費目となります。