FOC船

FOC船とは、船のオーナーである船主の住む国（所在国）とは違う国に籍を置く船のことです。

便宜置籍船（べんぎちせきせん）ともいいます。

FOCはFlag Of Convenienceの略。

日本では、1960年代半ばに海外競争力を失った在来貨物船を便宜置籍国（べんぎちせきこく）に転売し、これに発展途上国船員を配乗させて再び日本国外航海運企業が用船して運航したことが始まりです。

便宜置籍国（べんぎちせきこく）とは、パナマ、バハマ、マルタ、キプロス、リベリアなどのことで、船舶に対する優遇税制や船員配乗等の緩和により、便宜的に船舶の船籍を置くことなどで、先進国船社の誘致・置籍を図っている国です。

便宜置籍国（べんぎちせきこく）は、便宜置籍船国（べんぎちせきせんこく）とも言われます。