ロイズＳＧポリシー

ロイズの長い保険引受けの歴史の中で生成した海上保険用（船舶・貨物共用）の保険証券のこと。

因みにSGとはShip（船舶）and Goods（貨物）の略。

18世紀末頃に様式がほぼ統一され、以来200年にわたりほとんど改定されることなく使用されてきましたが、現在ではほとんど使われない古語が約款に含まれていたり、免責危険がはっきり規定されていなかったり、さらには構成的にもすっきりしていないので、国連で分かりにくさが問題とされたことを契機として、貨物保険については1982年に協会貨物約款でSG様式を用いない新様式の保険証券（および新ICC）、また、船舶保険については1983年船舶期間保険約款がそれぞれ大改定されたことに伴い、このフォームに代わる新しい証券様式が制定されました。

ただし、SG様式の旧様式証券は現在でも新様式証券と並行して使われており、その旧様式の証券に含まれるBare Body（裸本文）と呼ばれる部分がSGポリシー様式を踏襲した部分となっています。