拡張担保特約

拡張担保特約とは、基本契約で除外されている事故を特約で補償するようにした保険のことです。

火災保険などで普通保険の約款にて定められた担保範囲を拡張し、それぞれの契約者の需要にあった保険契約を提供することを趣旨として設けられた特約の総称になります。

拡張担保特約の代表的なものとしては、風災や雹災危険担保特約、水災危険担保特約（台風、暴風雨、豪雨等による、洪水・融雪洪水・高潮・土砂崩れ等の水災によって生じた損害を補償します）、地震危険担保特約（火災保険の地震危険免責を外します）、ガラス損害担保特約（建物に定着するガラス全てを包括的にカバーします）、そして電気的事故担保特約などといったものが挙げられます。

学生教育研究災害傷害保険

学生教育研究災害傷害保険とは、学生が教育や研究活動中に偶然、突発的に起こった事故による災害補償を全国的な補償救済措置として制度化されたもので、傷害などに対して、必要な給付、保険金が支払われる保険のことをいいます。

学研災と略称でよばれることもあります。

大学により任意加入のところもあれば、入学時に強制加入にしているところもあります。

保険料は大学側が負担しているところもあります。

任意加入においても、保険料自体は低額ですので、できるだけ加入しておきたいところです。

保険金が支払われる範囲は、学校行事中、大学の正課中、課外活動中、キャンパスにいる間、になります。

なお、通学中等傷害危険担保特約をつけることで、通学中および学校施設間移動中になおいても、補償されます。

価額協定保険

価額協定保険（価格協定特約）とは、火災保険につける特約のひとつです。

この特約だけを契約することはできません。

住宅総合保険、普通火災保険、住宅火災保険、店舗総合保険、団地保険、マンション保険などと一緒に特約としてつけることにより、保険の契約金額を、時価ではなく、再調達価額（建物は新築費、家財は再取得価額にて）にすることができます。

保険金は、契約時に、保険契約者と保険会社とで、評価額を協定した上で、定めます。

そしてその金額を限度として、損害額の全額が支払われることになります。

ですので、万が一、火災事故にあうことになっても、自己負担することなしに、事故以前と同じ建物を新築することができるほか、家財も新しく購入することができます。