家族保険

家族保険とは、ひとつの契約で夫婦及び一定の資格を有する子どもなど家族全員を保障する保険です。

契約後に生まれた子どもも自動的に人数に関係なく付加されます。

日本では、1959年（昭和34年）に郵政省が簡易生命保険法にもとづき、簡易年命保険（かんぽ）として初めて発売されました。

アメリカでは、1956年（昭和31年)から本格的に発売され、現在では外資系の保険会社等からも日本国内に発売されています。

外資系保険会社から販売されている家族保険は、保険料が割安ですが、保障も限定されてしまいます。

例えば、被保険者が夫で妻が家族保険の対象者であった場合、妻の保障が夫の6割だったり、妻が先に死亡した場合、夫は妻の分の保険料を減額して利用できるのに対し、夫が先に保険満了前に死亡した場合、妻は同額の保険料を支払わなければならないケースがあります。

学校旅行総合保険

学校旅行総合保険とは、学校が教育活動の一環としておこなう旅行（修学旅行、遠足など）時のトラブルに関する保険です。

旅行参加者（児童、生徒など）に対しては、旅行時に生じる賠償責任、救援者費用について補填（ほてん）され、海外旅行時は傷害や疾病にも適用されます。

学校側に対しては、旅行参加者（児童、生徒など）が事故に遭ったために負担する緊急対応費用や賠償責任、さらに万が一、旅行参加者（児童、生徒など）が死亡した場合の弔意費用（ちょういひよう）なども補填されます。

過失相殺

過失相殺（かしつそうさい）とは、損害賠償額を算出する場合に、被害者にも過失があり、それが認められれば、その過失割合に応じて損害賠償額が減額されることです。

過失割合は過去の裁判の判例をもとにおおよその基本があり、損害保険会社が示談交渉をする場合も、判例をもとに当事者間における損害額の公平負担の見地から過失割合が決められます。

たとえば自動車事故の場合、 信号が青の交差点で直進車と右折車の事故だと、直進車の過失30、右折車の過失70、 道路を直進している車と、一時停止違反をした車の事故の場合、直進車の過失20　一時停止違反車の過失80といった判例があります。