国民表

国民表とは、観察する対象となる人口集団を国民全体とし、国民の年齢別死亡率を、そのほかの生命関数とともに表にしたもののことをいいます。

ある年齢層におけるある人数について、生存者がゼロになるまでの、各年の生存、および死亡の状態を統計にあらわしたものです。

厚生表、国民生命表、または国民死亡表とも呼ばれます。

国民表は国勢調査などを基礎データーとして作られます。

通常、男女別に0から100歳前後まであり、保険料を計算するための生命表を作成する材料として使われます。

生命表とは、年齢別、男女別に、生存率、死亡率、そして平均余命などをあらわした表のことです。

生命保険の保険料は、予定死亡率、予定利率、予定事業比率の３つの予定率をもととして計算されますが、そのなかで、予定死亡率は、この生命表から、性別、年齢別に算出されます。

公認会計士賠償責任保険

公認会計士賠償責任保険とは、専門職業人賠償責任保険のうちの一つです。

専門職業人賠償責任保険とは、弁護士、公認会計士や医師、看護師といった専門職業資格を持つ人や、LPガス販売事業者など専門的事業を営む者を対象とする損害賠償責任保険のことをいいます。

これらの専門職業人の人たちは、その仕事の特殊性、専門性から、高度の専門知識とスキル、経験を有し、そのことにより社会に貢献することで高い評価を受けています。

ただその反面、担う責任の強さから、高度な注意義務を要求されています。

保険先進国の欧米では、こういった専門職業人が、より円滑に業務を遂行できるように、そして業務遂行するにあたって起こりうるリスク、法律上の損害賠償責任を担保する保険として、この専門職業人賠償責任保険が活用されています。

それぞれの専門職業人の資格や業務の特性に応じて、多くの種類があり、主に職業別の団体保険制度で運営されています。

厚生年金基金保険

厚生年金基金保険とは、企業で働く人たちの老後を豊かにすることを目的として設立された企業年金制度のことをいいます。

基本部分と加算部分の二つからなります。

基本部分では、国が行っている厚生年金保険の給付のうち、６５歳前に受ける場合の標準比例部分である老齢厚生年金を、私的年金である企業年金で代行し、国よりも手厚い給付にしています。

そして加算部分では、企業の退職金制度などに基づいた上乗せ給付を行います。

この二つをあわせた年金制度を自主的活効率的に運用しているのが、厚生労働大臣の認可を受けた特別法人である、「厚生年金基金」です。

手厚い給付だけでなく、掛金が全額損金になるので、節税対策としても有効な制度です。